グレリンとは何か?

食欲ホルモングレリンについて。
先日友人からの情報で日清のHPにMCTがグレリン分泌を促すと記載がある、とつぶやきがあったので、チェック。
すると確かに、【食欲も増進させる働きのある「グレリン」というホルモンが、中鎖脂肪酸(MCT)によって活性化されることが報告されています】
という記載があります。
ここだけとってみると、MCTは食欲を増進してしまうのではないか?
おいおい、という風に見えます。
太るやんけ・・・ということになりかねません(笑)
これに関してMCTオタクとしては「ふむふむ」という風に受け流すのもなんです。
以下回答として。わたくしの見解です。
そもそも「グレリン」とは何か?というと、現在判明している中で唯一の【食欲を増進させるホルモン】として知られています。
「食べよ!」という指令を与えるホルモンです。
こう説明をうけると、肥満者は食欲がマシマシと考えられるため、グレリンが多いような印象を受けると思います。
しかし実際には、肥満者のグレリン濃度は低く、また反対に痩せすぎの方はグレリン濃度が高いです。
なぜ逆転してしまうのか?という。
この理解において大切なのは、グレリンが唯一の食欲増進ホルモンであること。
ヒトは食べないと生きていけない。
このグレリンは決して敵ではなく、味方だと考えて正解になる。
実際のところ、グレリンはインスリン分泌との相関性があり、グレリンにはインスリン分泌を抑制する効果もあります。
が、ここには落とし穴があります。
高血糖下におけるグレリンの分泌は、インスリン分泌を促します。
また糖はグレリンの分泌をOFFにせず、食べ続けるよう作用します(恐らく同化に特化するためでしょう)。※特に果糖になりますが、恐らくここで言う果糖はショ糖(つまり白砂糖)からくるものではないか?と。
グレリンは血糖値によって綿密な調整を受けているようです。
※というか血糖値に応じて作用していると考えるのが良いのかな。
通常血糖下であれば、インスリン分泌は抑制に向きます。
またタンパク質は特にグレリンの調整が得意なようです。
さらにグレリンは【活性型】と【不活性型】が存在します。
厄介なのは、どちらのグレリンも基本的には食欲を増進させる働きがあります。
グレリンを活性化に働かせるのはオクタン酸、つまりMCTです。
あ、他にもあるけどね…(笑)
この活性型と不活性型の違いですが、活性型でないと正しい食欲として機能しない、という理解が今のところの僕の見解です。
※末梢神経を通じて正しく働くグレリンは活性型であり、正しき経路を通らないと多くの代謝に携わることが出来ない、という理解です。
つまりグレリンは濃度に関わらず、活性化しているのが正常であるべきであると考えるのが良いかと。
肥満者はグレリンの濃度を下げていくことで、これ以上太り続けるのを防いでくれているのでは、と思います。
が、彼らはレプチンの機能を弱らせているため、食事で満腹感も得にくいです。
結果、好きな時に好きなように食べてしまい、さらに満足が出来ないという状態に陥っているのではないか?と考えられます。
つねにお腹が減っているイメージですが、それはグレリンが多いからではなく、レプチンが効いていないからでしょう。
それはまさしくグレリンの濃度が低いことが要因と思われます。
※ここで糖を食べればグレリンは産生されますが、やはり正常に働かず、食べ過ぎるのでしょう。
一方の痩せすぎの方です。この方々は食事をすべきなので、当然グレリンを多く要します。
しかしここで問題が生じます。
グレリンを正しく使うには、タンパク質や脂質を食べる必要があります。
ですが、往々にして痩せすぎの人は、これらを食べられません。
それは胃腸が弱っていることも1つですが、肉や脂は太る(という誤解)から、これらを選択的に食べません。
結果、高濃度のグレリンによって食欲がつねに支配されます。
それも不活性型の偽物によってです。
それらを抑え込むことによって起こり得るのは、異常な摂食行動ではないか?と考えられます。
身体が危機を感じ、糖を食べよと指令が出れば、高濃度のグレリンはさらに反応します。
結果、糖を大量に叩き込みますが、これらはグレリンを正常には働かせません。
したがってインスリンを分泌させ、不活性なグレリンがより強固な食欲を生んでしまいます。
濃度が落ちることのなく不活性が続いた結果、二次的なホルモンバランス異常を引き起こす、と考えても良いのでしょう。
グレリンの異常は様々な代謝異常や不調にも関わることが分かってきています。
【不活性グレリン】つまり“偽の食欲”に支配されます。
偽物ですから、心がそれを信じません。
また自分の意志とは無関係に働くと考えても良いでしょう。
本物の食欲は【活性型グレリン】によって生み出されるはずです。
MCTを摂ることで、食欲をコントロールできるようになるケースは、この作用があると思われます。
興味深いことに、グレリンは末梢からの空腹シグナルを中枢に伝達する唯 一のペプチドホルモン、です。
最近、僕の中で大きな問題と考えている食事の“餌化”もグレリンが関与していそうです。グレリンの異常は食事以外のアプローチでも解決していくはず、ということが言いたいんですけどね。
いずれにしても、まだ未解明の部分が多いグレリンです。
が、恐らく以下のことは言えるのではないかと?
■MCTにはグレリンの活性を促す作用があるが、それは単に食欲を増進させるということではない。 ■この機序が正確なら、本物の食欲を回復させる機能がある、という風に捉えることが出来る。
※マウス実験ではこのような結果もあります。 中鎖脂肪酸を食餌しているマウスに11μmol/kg/dayのGO-CoA-Tatを腹腔内投与すると 投与7日後から体重増加が抑制された。また、これに伴い脂肪量も減少した。痩せたってことね(笑) GO-CoA-TatはGOATというグレリン調整機能を制御する酵素です。 ここの酵素に問題がある場合、グレリンは活性化されません。ややこしいので今回は省きました。
なにより人の食欲を司るのはグレリンだけではないのです。
先日も新しく発見されてるしwwww https://www.hiroshima-u.ac.jp/news/39338
まだ見つかっていない事実はたくさんあります。
これらを追いかけつづけることで、摂食行動に支配される人々を助けることが出来るかもしれません…。
めっちゃ難しく書いたので、あとでわっかりやすいまとめでも書きますwwww
さくっと書くと、グレリンは比較的原始的なホルモンでしょうね。
元々女性は脂肪を蓄え、出産する生き物なのかな。それにより、果物を食べて、運動をせず、脂肪を蓄え男性の帰りを待ったのでしょう。
男性は狩りをし、脂肪を食べ、持ち帰った肉を女性に食わせたんでしょうね。そこでグレリンもストップですよ。健康的に脂肪を蓄えたんじゃないかなあ。
まあ今は文化が発達してこうなってません。我々の食欲と文化は確実に競歩しています。末梢神経を通じて作用することからも、人間は文化的生活を選択したのでしょう。
他の哺乳類には見られない作用なようですし。不思議な生き物だなあ。
ちなみに母乳には、MCTが含まれています。
食欲のコントロールを司る最初の入り口ということなのでしょうね。
※参考
グレリンとは?(wiki) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%AA%E3%83%B3 グレリンとその受容体、およびグレリン脂肪酸転移酵素の比較内分泌学 https://www.jstage.jst.go.jp/article/nl2008jsce/39/150/39_159/_pdf 中鎖脂肪酸サロン http://www.nisshin-mct.com/contents/page210.html 胃から発見された摂食亢進ペプチド:グレリン http://jams.med.or.jp/symposium/full/124045.pdf 免疫抗体食品研究協会 http://www.i-fa.jp/medical_info.php?group=syokuyoku1 食生活改善をご提案する総合健康メディア ヘルすぐ! http://health-good.jp/okutadekatoraensan-kayumi/