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DIEATER2 PANDEMONIUM


まだ製作&公開から半年もたたぬままに作り始めている続編。

DIEATER2 PANDEMONIUM について語ります。予告はこちら!

なんでそんな早いの?って。えっと、これは結構シンプルな理由です。

1、他を圧倒する必要がある

素人制作のうえ、自主配給となると中々武器がありません。したがって埋もれてしまう可能性がおおいにアリアリ。そうしないためには、他を圧倒する必要がありました。

正直、前作で圧倒的です。絶対に誰にも真似されない自信がありますし、誰にも撮れません。今も、そしてこれからも。

が、それじゃあレベルが低いんです。もっと突き抜けないと。摂食障害という病を知ってもらうために、映画を観てもらうために、圧倒的でありたかった。

「このクオリティをこの短期間、この機材、この環境でやれるのか…」

と震えてもらいたいわけです。

2、前作で描けなかったこと

前作のテーマは“摂食障害とは何か?”というものでした。結果、歴史を振り返るところがあったり、インタビューでその症状や状況を語ってもらったりしました。

メディアで報じられるような内容ではなく、世間のイメージではなく、ありのままを映したかった。それについては多くの当事者の方が感想で太鼓判を押してくれています。

チューブで嘔吐をするという強烈なシーンもありますが、ある当事者からすれば「日常ですよ(笑)」と、歯磨きのシーンでも見ているかのような感想です。

この辺りのシーンは非当事者の方が見ると摂食障害だけなく、様々な価値観を変えてくれる作用があるみたいです(笑)

しかし。

結果として、やはり症状そのものに目がいってしまいます。同時にやるべきことは、視点を変えてもらうことです。

ここで終わりにしたくなかった。から、続編(笑)

だから外した“摂食障害”という言葉

ご察しのように続編はDIEATER2 PANDEMONIUM というタイトルで、摂食障害という言葉は消えています。予告編にもある通り、出演者は全員摂食障害の方です。予告見た?

一方で、タイトルには含まれません。代わりについたのはPANDEMONIUMという副題です。これは“魔物の住処”という意味があります。なぜそのタイトルにしたかは、まだ語りません(笑)

どんな作品になる予定か?

今回のテーマは生活です。

当たり前のことですが、当事者の方にも生活があります。が、摂食障害が“食行動”に問題が生じてしまいます。またその反応も過敏になります。

あなたが

いま

当たり前に食っている

チキンが

地獄です

あたりまえに

検索している

グルメ情報が

凶器です

コンビニは

処刑場です

一食一食が

戦闘です

別に比喩や表現で言ってるわけではなく、当事者にとっては食事に対して、通常よりも緊張状態や興奮状態が高くなるような脳活動が起きていると考えられています。

あなたがジェットコースターに乗るときに起こる興奮が、食事によって起こる人がいると思ってください。冒頭10分でわかるその感じはこちら

それが他人からは普通に見え、おまけに“なんだ普通じゃん(笑)”とか“食べ過ぎたら運動しなよ(笑)”とか、言われてしまうことがあるものです。

※これも皆に当てはまるわけではないけどね。

さて今作では、そんな“症状”を抱えたまま生活をするって、どんな感じ?ということに目を向けていこうというものです。

また当事者の方にとっても、必要な情報になる映画にしたいです。

不安なんです。当事者は。なっちゃったから、後戻りできないし、明日治るわけでもない。でも、どうすればいいのかわからない。

とにかく明日にでも治さないと人生がヤバいことになる!!

という思考になってしまうのは、予測不可能な未来に対する不安です。

これを疑似体験したい人は、目隠しして耳栓をして外を歩いてください

その時に感じる不安が“摂食障害を抱えて生きていく”ことの“現状位置”です。

好きで質問ばっかりしたり、SNSばかり見てるわけじゃない。とにもかくにも不安なのです。情報も周囲の協力もないんだから。

ですから当事者の方に具体的な生活の話を聞いています。

■摂食障害で受験

■摂食障害で就労

■摂食障害で恋愛

■摂食障害で結婚

■摂食障害で出産

■摂食障害で子育て

■摂食障害の克服

■摂食障害の人生

ざっくりそんな内容になると思います。

さて最後になりましたが、DieAterは前作も今作も含めて、100万人に見てほしい作品ではありません。しかし、1人が100万回みたくなるような作品を目指しています。

自分で言うのもなんですが、この映画に救われる人がいます。この映画で人生を変えている人もいます。すでに目標を達成していますが、まだまだ足りません。

そのくらい、いま考えるべきことが僕たち人間にはある。

あなたに伝えたい思いが、ある。僕はそれを代弁して表現するだけの、単なる映画監督です。

映画DieAterは、全てが虚構に包まれている、紛れもない現実です。

この意味が変わるまで、僕は撮り続けるし、他を圧倒することになるでしょう。

引き続き応援よろしくお願いします。

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