マンデリンに恋して!
こんばんわ!
えっと、生きてます(笑)
たまには少しまじめにコーヒー屋っぽい記事を書いてみようかなと。
さて、タイトルにもあるのですが“マンデリン”というコーヒーがあります。僕も大好きなコーヒーのひとつです。
これ…説明するとすごい長くなるのですが(いつものこと)、コーヒーはいろんな名前で売られています。
例えば有名なので“ブルーマウンテン”とか“キリマンジェロ”とか。
彼らはブランド名だったりしますね。ブルーマウンテンはジャマイカの豆で、公式な認定を受けていないと名乗れなかったりするんです。
一方で国の名前で売られていたり“コロンビア”とか“グァテマラ”とか。
また農園の名前や、精製場所の名前がついていたりも…
で、豆の種類で言うとさらに多様です(笑)
相当な種類が存在します。分別としては“アラビカ種”“ロブスタ種”“リベリカ種”という3種ですが、ここから猛烈に派生していきます…ww
200種類超えますからねえ。
ということで、覚えられませんから…“むっちゃ色々ある”と置き換えてください爆。
さて、話を戻して“マンデリン”。
この魅力的な豆は“インドネシアのスマトラ島における一部地域で栽培される、アラビカ種のコーヒー豆の銘柄である”という、もうなんのこっちゃですねWWW
マンデリン族が育てていたようですが。
要はマンデリンというブランド豆です。
日本人はこのマンデリンという豆に長いこと惹かれています。その独特の味わいは、ほかのコーヒーにはないものです。特に深煎りのその先までいくと、“チョコレートの苦味”を獲得し、風味が何重にもなるんです。
この味はどうも日本人を魅了しました。そのため今でもブレンドに多く使われます。なぜ、この苦味を美味しいと感じるのかよくわかっていません('ω')不思議なもんだ。
マンデリンが独特なのは精製方法に違いがあります。コーヒーはマジ複雑で、その精製方法でも味が変わります。「ナチュラル」、「フルウォッシュド」、「パルプドナチュラル」など精製方法が違うんで…そもそも精製方法ってなんやねん。
という話をするだけで日が暮れますが、マンデリンは“スマトラ式”というスマトラでしか行われない特殊な方法なんですな~。
それが結果的に独特な風味を作り、それが結果的に日本人に喜ばれたのです。
なんじゃそれはWWWW
こうした偶有性というか、偶然の一致がまた面白いですね。
というかあの頃の日本ではマンデリンが単純に多く入ってきており、それを飲み続けていたから好みがそれに近寄っただけかも…爆
どうかなあ…?
と思って色々調べてるとね、マンデリンはその昔、病気でかなり数が少なくなったり、単にマンデリンという名前で売れるから生産者が製法や管理に手を抜いていた時代があるんです。
分かる人には分かったようで、「こんなんマンデリンちゃうやん!!」と憤慨していた人もいるんです。
それでも人気は根強く、マンデリンという“名前”で飲めちゃう、感じれちゃう人が多かったようですな。
本物の味、と言われてもわからないと感じれないわけです。
これって難しいところで、最初から嗅覚が鋭敏で分かる人もいるんでしょうが、訓練によって分かるようになる人もいます。※香りや味を感じる訓練ですね。
つまりみんながみんな同じマンデリンを同じように感じているわけではないんですな。
本物のマンデリンを知らないと、どうにもならない。
知っていても、感じていないかもしれない。
もしかするとそのマンデリンとあのマンデリンはべつのものかもしれない。
※マンデリンの中でもさらにいろんな種類があるのだ…爆
写真はうちのマンデリンです。
うちのはマンデリンの中でも少し珍しい、マンデリン ブルボンです。
ブルボン種という品種だからこの名前がついています。
※マンデリンはスマトラ種やティピカ種が多いようです。
マンデリンの独特さをもちつつ、バランスの良い味が特徴です。美味しい。
コーヒーの奥深さは本当に無限大です。
しかし前述の通り、コーヒーは多種多様な存在です。その魅力に取りつかれた人たちの、魅力を感じた部分はまるで違いますし、同じようでも違うということ。
この、“同じようでも違う”という感覚は、いま現代に生きる我々が忘れがちな大切な概念だと僕は思います。
マンデリンに恋をして、ここまで来たぞ~(コーヒーになのかな笑)
追伸…とてもおいしいマンデリンを飲みたい方はフジムケコーヒーもいいですが、、恵比寿のヴェルデで飲んでみてください。シングルオリジンでね(ブレンドじゃないやつ)。
マンデリンの苦味、感じれるお店です。
これが…マンデリンか…!!