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サプリメントについて②


基本的な考え方という書き出しにした以上、超基本に触れておこうと思う。

正直とても心苦しいというのが、さすがに知ってるよね?という話なんだけど、最近そうもいかないことがある。動物性と植物性の違いを知らない人もいた。

コンビニを知らなかったアイドルもいるのだからそのくらいで進めてみる。

まず人間に必要な栄養素は最低3つ。

タンパク質…体の材料になるもの。材料になるアミノ酸になるもの。

見落とされがちなのは、酵素の材料になること。数々の働きをする酵素がヒトの体には存在し、それが人間を人間たらしめてるのです。

生命を、自発的にエネルギーを交換をすることが出来るタンパク質の集合体と表現することもあるほどに。

炭水化物…主に体のエネルギーに変わるもの。燃料。

近年では脂質の方が効率が良かったり、タンパク質からも燃料が作られるとされていることから、必須扱いじゃなくなりつつある…笑

しかし忘れてはならないのが、脳や赤血球など解糖系を利用している機関もある。それを踏まえ上で使わない選択をしていくことが、大事だと思う。

脂質…体のエネルギーになったり、ホルモンや栄養素の運搬に使われるもの。

これは分かりやすいお話で、人間の体は非常に多く水分を含んでいる。水溶性の栄養素はそのまま運搬することが出来ず、必ず脂質が必要となる

脂肪が悪者にされがちなのは、その質に問題がある。良質な脂質は必要である。

とまあ、これら3つの栄養素を用いて人の体は代謝を起こしているのだが、どうもこれらに化学変化を起こしていくには、ちょっとパワー不足にできている。

そのために必要なのが、補因子(補酵素)であり、それがビタミンミネラルである。この中には必須と呼ばれるものも存在し、それらが損なわれると、数々の不調になる。その状態を近年では質的栄養失調という表現がなされるようになった。

またサプリメントの中には、ポリフェノール(植物性栄養素)や、それぞれの栄養素の前駆体(アミノ酸や脂肪酸など)、酵素、アミノ酸、乳酸菌、ハーブ、なども広く存在している。

ここでサプリメントの定義を一つ紹介しておく。

化学合成サプリメント 天然素材を利用し化学合成したサプリメント

以上2つは、基本的に成分表に書いてあるビタミンやミネラルのみが含まれる。

また化学合成ということは、本来自然界には存在しない物質であることは忘れてはいけない。

天然の成分を抽出したサプリメント

目的とする成分だけでなく成分が自然に存在する配合であったり、フラボノイドなどが含まれるため、好ましいとする意見もある。

例えばビタミンCなどは、バラの花から抽出されることがある。これにはバラの持つフラボノイドが含まれることになるわけだ。食べ物は理に叶った進化を遂げており、吸収率や生理活性機能が上がることは往々にしてある。※オメガ3単体でとるよりも、クリルオイルのような状態で摂ることが有効であったりする。そこにはアミノ酸やアスタキサンチンが微量に含まれている。

いずれにしても抽出物であることは確かであるが、一定の有効性が日々報告されている以上、なんの機能性もなく利用が出来ない、というようなことは無さそうだ。

ひとつ気を付けてほしいのは、中には意味不明のサプリメントもある。例えば、コラーゲンがその一つ。

これを摂って肌をプルプルにしよう!という考え方なのだが、そもそもタンパク質であるコラーゲンは分解される。一度分解されると、それがまたコラーゲンになる、という保証は一切ない。

肌の膜を守ってくれる目的で摂ったそれが、髪の毛になっていてもおかしくはないということになる。摂取する目的は決められても、その結果を決めることは自分の意志ではできない。これはどのサプリ(及び栄養素)でも同じことがいえる。

また前駆体をとることが有効に働く場合もある。つまり、体内で合成される栄養素であれば、その材料を摂った方が良かったりする。※もしくはその補酵素を摂る。DHAを摂るのではなく、αリノレン酸を摂るや、カルニチンではなく、ビタミンC、鉄、ビタミンB6、ナイアシンを摂る、など。

この辺りは非常に議論の分かれるところであるが、僕はこの材料を摂るのだ!論を大事に考えている。

③では注意点について紹介します。

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