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サプリメントについて①


サプリメントを使う時の注意点と考え方についての巻。

メガビタミンやオーソモレキュラー(分子栄養学)の一般的な認知が増したことで(これは藤川先生を始めとする情報発信を惜しまない医師が増えてきたことによる結果だと思う)、サプリメントに対する使用ハードルが下がっているように思う。

本来サプリメントとは食事では足りない栄養を補助するものとして開発された。

人間が本来必要としている栄養素はあまりにも多く、それは現代の食事では補えないという前提の元である。

ここでまず一つ考えてほしい。

この前提に基づけば、普通の食事では栄養失調になってしまう、ということになる。

しかし現実的に普通の食事(あーここにおける普通の食事がなんであるかは一旦端折ります)をして長生きし、健康を保てる人は多く存在している。健康のためには必ずサプリメントが必要、ということはない。

そもそも健康における定義の違いや、必要な栄養素の量における明確な定義は存在しない。あくまでも限られたデータの中で導き出された計算だったり、一定の主観において定義されたものであるわけである。

※要は肥満なら不健康、というわけではない。それでも元気で毎日楽しく過ごし病気しない人もいる。また、病気をしても本人が健康を主張した場合に、それを否定するのもどうだろうか、と僕は思う。

なんだったら客観的な事実として、サプリメントの摂り過ぎで特定の疾患を悪化させるケースもある。一方で、サプリメント(というかメガビタミン)によってガンや重度糖尿病を治療したケースもある。

大事なのは、健康を維持するために必用なのはサプリメントでも栄養でもないと思う。

おいむちゃくちゃ言ってんな、と思うかもしれないが、持論なのでお構いなく。では何が必要か。

そんなもんは簡単だ。健康でいたいと思う意志と、自分の中の明確な健康の定義である。これを備えていれば、どんなサプリを使うべきか、どんな健康法に取り組むべきか、そういう基本的なところを他人に依存することなく決めていけるからだ。

結局のところ、健康は自分で管理し、自分で守るしかないという話に決着する。

というわけで、サプリメントの摂取は自己責任と自己管理の元、慎重に行ってほしい。もちろん、分からなくて迷子になるなら人を頼ればいい思うけれど、それはまさにこのサプリメントと同じように考えてほしい。

要するにサポート、補酵素、みたいなもんですwww

さてその前提で、ふじもとはサプリメントについても相談にのっている。そして僕自身もサプリメントを使っている。※僕は比較的健康である。しかし、まだ足りないとも感じている。

ここで注意してほしいのは、僕は医者ではない。医者は医学においてのプロで、壊れたものを治すプロだ。相当勉強もする。病気の人は医者を頼るべきだし、医者を頼りたくないと主張するなら、同じくらい勉強をしろ!と思う。

そのうえで、何かのヒントになれば幸いと思ってアドバイスさせてもらっている。ここまで聞いたうえで、相談したい!というなら大歓迎である。

※関わる人たちすべてにおいて元気になってほしいという思いの元やってるので悪しからず。

さて、そのうえで大事なのは僕がこの栄養についてどのような基準で判断し、情報を摂って(笑)いるかということは知っておいてほしい。

そもそもオーソモレキュラーとは?

栄養を補うことを通して健康を維持するための補完代替医療である。ホメオスタシスを維持する点で栄養摂取が一般に不十分であるという主張である。

ってなもんです。またこれは科学や医学とは基本的にぶつかっています。十分な根拠やエビテンスの量でいうと、科学や医学が勝ります。が、何が正論か?というのは非常に難しい問題なのです。

提案した人

■ライナス・ポーリング

ノーベル賞を2つもとった超天才。一つは化学賞でもうひとつは平和賞。

まあノーベル賞が知性の高さとは限らないが、少なくとも2つもとれたのは過去4人ほどしかない。その中にはあのキュリー夫人(超色々やってるけどレントゲンの実用化が有名かなあ)もいる。そのくらいライナスは偉大な人物だといってもいい。

その化学賞を受賞するに至った研究が、分子である。栄養素を分子で考える、というのがライナスの行った一つの功績であり、つまりこれが…

オーソモレキュラー=分子栄養学

である。ガンはビタミンCで治る、という主張をした人でもある(が、奇しくもガンで亡くなっている※93歳まで生きたけど)。

進化させた人

■エイブラハム・ホッファー

カナダの精神科医で、主にナイアシンを用いて多くの人を救ってきたこれまた偉人。

化学的根拠よりも、現実的に目の前にある臨床データの多さがメガビタミンの一定の有効性を担保してくれるのではないかと思う(僕の感覚ですが)。

アドレノクロムという理論に基づいて治療を行う。これはアドレナリンが変性するときに酸化してしまうことが、活性酸素の発生を招き、あらゆる不調に陥るという主張である(特に精神疾患の原因になると判断したようです)。※よって抗酸化物質の大量投与が有効と考えたわけ。

現段階では整合性が高いとは言えないが、これは後述する。

■三石巌

日本のオーソモレキュラーの権威であり、世界的にも有名※医者ではない。

医学そのものに超否定的である※というか一般的に広まっている理論に対してのおおいなる批判的思考を掲げ、また実践した人物といえる。

重度糖尿病であり、空腹時血糖250近くという異常な状態であった。が、その独自の理論と激烈なメガビタミンライフ(スカベンジャーというが端折るw)により、95歳まで生きた。とにかく生ける伝説(いや亡くなったわw)。

ライナスにせよ、ホッファーにせよ、白人での研究が前提だが、アジア人での研究が主な三石先生の研究は有効であるといえる。そして何より300冊以上も本を書いたバケモノなのだ。

他にも多くの貢献者がいるが、僕が参考にしているのはアール・ミンデルとアデル・デービスの二人です。

さて今は…

現在もこのオーソモレキュラーは多くの医者や科学者によって研究されている。

その中で僕が参考にしている方は藤川 徳美先生である※フェリチンの重要性を話している方だ。

藤川先生も精神科医だが、そこに至るまでに総合病院に勤めた経緯がある。その中で、「本当にこの方法で人を救うことができるのか?」という疑問に基づき、開業医となった。

多くの臨床データと、ものすごい量の論文を書いている※100本近く書いている。もちろん論文の数=正論ではない。数本で強烈なインパクトファクターを放つ人も世の中にはいる。アインシュタインがそうだ。が、どう考えても書けない。無理だ。

こんなに論文書いたことある人他に知らんww

その先生の最新の研究は惜しみなくFacebookにあげられている。僕が先生を圧倒的に信頼しているのは、この営利的主義ではないところである。

また先生の理論は基本的にホッファー論+三石論の再考に、藤川論(大きなのは鉄タンパク+糖質制限を加えたことである)となっている。先ほど後述すると書いたのはここです。つまり最新の研究では、ホッファー論や三石論がやはり有効なのではないか、という見解が藤川先生によって進められているのです。

というわけで…

僕はこの辺を参考にしてアドバイスさせてもらっている。正直な話、自分でやった方がいいよ、藤川先生のとこにいきなよ、とも思っている。

寧ろそのようにアドバイスするし、少なくとも安易なメガ摂取は危険なので、一般的に言われている用法・容量を超えて摂るようなアドバイスはしていないし、自分でもしない。

ここら辺の基本的な考え方は改めて認知しておいてほしいと思う。

さて次回に続きます。

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