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フジムケコーヒーの焙煎について~その2~


こんにちわ。

さくっと豆の焙煎について説明します。

前回のコラムでも紹介しましたが、コーヒー豆はグリーンコーヒーまたは生豆と言われる状態です。こいつに火をかけることで香ばしく、味わい豊かになります。

よく考えてみれば、さくらんぼのようなコーヒー(コーヒーチェリー)。その実の中にある種を割って中から出てきたやつをさらに乾燥させて、そんで火にかけて、砕いて抽出する…って…

すげえプロセスだよな!

誰が編み出したのか…色々説はあるのですが、コーヒーチェリーを火に放り込んだら、豆がはじけとんで、食ったら美味かったから、茶にして飲んでみた。

みたいな説明が、意外としっくりきます。

実際には、錬金術師と言われるような、研究好きの方がいろんな手法を試す中で編み出したのでしょう。説は数あれど、事実は過去の中、ですね。

さて…豆の焙煎は日に日に科学によりひも解かれており、何度でどんな風に焙煎すると、どんな成分が出て、どう美味しくなる、といういわゆる理論はそこそこ出来上がっています。※それでもどんどん変わります。←なぜなら飲む人が変わるので、美味いと感じる要素が変わっていくんですよ。トレンドは流動的に変化します。当たり前。

きょうび美味しいコーヒーを焼き上げるための焙煎器などはたくさん出ています。

こういうご家庭でも焼けちゃうし、おまけにスマホで管理できるなんてものもあれば…

ドラム式で、効率よくたくさん焼けるようなものもあるし…

こんな立派なやつもありますね!!

さて、フジムケコーヒーはというと…

うん、これです(笑)

ええ、色々試したんですよ?

結果ここに落ち着きました。まあ元々手網などで簡単に焼けるものですから、そんなに変な話ではない。やっているうちに土鍋での焙煎が簡単だとしりました。※熱伝導がゆるやかなので表面が焦げにくいっす。あとゆっくり水分を飛ばせるので。

が、調べていると、熱伝導は強い方が豆の中心部までしっかり焼けるとのこと。

なるほどと思いフライパンでやると確かに中まで焼けるのはフライパンなんです。

しかし表面が焦げやすい。ムラも多い。

何か手はないかと悩んでいるときに、コーヒーのこつという本の中で、、

《素揚げにするとうまくいく》

というのを見まして。これは良いなあ、と。

で、やってみました。

もちろんギーです。グラスフェッドのね!

ていうか正確には色々やったのですが、どうしても油の香りが移りますから微妙な香りになります。ココナッツオイルやオリーブオイルやごま油などは、香りが強いため、ケンカします。まずいww

無臭のオイルならいいかというと、なんかオイリー感が増すだけで微妙。

さてギーならどうだろう…???

う、うまい…

驚きです。ギーの香りはケンカしないのです。さすが、さすがのギー。

ちなみに焙煎の仕上げにバターを使う方法は、すでに存在します。これ中々の隠れ名店ですが、大阪にあります。ダンケさん。※もとはベトナムなどで行われていたそう。確かにベトナムのコーヒーは多くがロブスタで、風味がいまいちなのでこの方法は理にかなっているのかも。

が、ギーは恐らく世界初でしょう。さすが、ふじもとさん。

だがしかし難点もあります。一度に焼ける量が限られていたり、とにかく熱かったり、油を落とす処理に少し手間取ったり、など。

あとはマニュアルがないので、とにかく自分で感覚に頼りつつ、通常の焙煎理論と結び付けていくしかないんです。これは結構至難の業。

しかし、こうすることで比較的どんな豆でも美味しく焼けるようになりました。

ギーで焙煎した豆を抽出すると、ほんのりですがギーの風味がします。しかしそれはコーヒーと共存しあえる風味で、むしろ美味しく飲めるのです。

ギーには脂溶性ビタミンもたくさん含まれていますし、カロチンも豊富です。摂りすぎてしまうほどオイリーでもないので、中々シンプルに良い焙煎方法ではないかなあ?と感じております。

そんなわけで唯一無二への道を獲得しております。

ぜひ、一度ブラックも味わってみてください!フジムケコーヒーのこだわり&おすすめは、なにも完全無欠コーヒーだけではないのです!

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